今回は、アステラス製薬の最新の財務状況と収益状況について詳しく解説します。
アステラス製薬は、最先端の科学を駆使して革新的な医薬品を開発し、世界中の患者さんに価値を提供するグローバル製薬企業です。
ここは一時、株価を大きく下げた銘柄ですね。
ちなみにもっちはそのタイミングでナンピンしています。
結果的に救われましたが、下がっている時は中々怖いですね笑
ここでは、業績などについて詳しく解説していきます。
アステラス製薬の2024年3月期の売上収益は1兆6,037億円で、主要製品のイクスタンジとパドセブが好調です。
米国市場が売上の約50％を占めていますが、研究開発費や販売費の増加で営業利益と純利益は減少しています。
研究開発費は3,500億円で、売上の約21.8％を占めています。配当利回りは約4.12％で、株主還元をかなり重視していますが、直近の業績だとかなり無理をしている数値になっています。
将来性としては、新薬の開発と市場拡大が期待されていますが、米国市場での売上不振や新薬開発の遅れが課題となっています。
課題はありますが、もっちとしては売却する予定はない銘柄です。
なぜ売却しないのかも解説していきます。
それでは各項目について細かく見ていきましょう！
アステラス製薬の収益状況について
売上収益の推移
「アステラス製薬の売上って、どれくらいあるの？」
もっち（夫）「2024年3月期の売上収益は1兆6,037億円で、前年同期比2.9％増加しているよ。」
アステラス製薬の売上収益は、2024年3月期に1兆6,037億円を記録しました。
これは前年同期比で2.9％の増加となり、企業の成長を示しています。
特に、がん治療薬や免疫抑制剤の売上が好調で、全体の売上を押し上げています。
売上は1番大事な指標ですね。
まずは売上をあげて、利益を出す必要がありますからね。
個人的には、もう少し売上を上げてもらいたいなとは思っています。
主要製品の売上
「具体的にどんな薬が売れているの？」
もっち（夫）「イクスタンジやパドセブが特に好調だよ。」
アステラス製薬の主要製品である**イクスタンジ（エンザルタミド）**は、2024年3月期に7,000億円の売上を記録しました。
また、**パドセブ（エンホルツマブ ベドチン）**も急成長しており、2024年には1,000億円の売上を達成する見込みです。
これらの製品が、アステラス製薬の収益を大きく支えています。
この数値からもわかる通り、売上の柱が明確に決まっていますね。
好調の時は良いですが、特許切れなどで独占的に販売していた薬が売れなくなった時は大変ですね。
このリスクはどの製薬会社も持っていますので、このリスクをのめるかどうかが、製薬業界の株をもてるかのポイントだと思っています。
地域別売上収益
「どの地域で売上が多いの？」
もっち（夫）「米国市場が最大の市場だよ。」
アステラス製薬の地域別売上収益を見ると、米国市場が全体の約50％を占めています。
2024年3月期には、米国市場での売上が8,000億円を超えました。
次いで、欧州や日本市場も重要な市場となっており、それぞれ3,000億円以上の売上を記録しています。
日本国内だけでなく、米国でも数字を出しているのは高ポイントですね。
日本企業の多くは、「国内でのシェアはno.1だけど、世界シェアは全くない」というところも多くありますからね。
世界基準で戦えるのは非常に良いことです。
営業利益と純利益
「営業利益や純利益はどうなっているの？」
もっち（夫）「2024年3月期のコア営業利益は1,846億円で、純利益は1,510億円だよ。」
アステラス製薬の2024年3月期のコア営業利益は1,846億円で、前年同期比35.6％減少しました。
これは、研究開発費や販売費の増加が主な要因です。
一方、純利益は1,510億円で、前年同期比32.8％減少しました。
これにより、企業の収益性に対する課題が浮き彫りになっています。
完全に特許切れの影響ですね。
製薬会社は、これが大きなリスクになります。
逆に新薬が承認されると、面白いくらいに株価が上がります笑
研究開発費の投資
「研究開発には、どれくらいのお金を使っているの？」
もっち（夫）「2024年3月期の研究開発費は3,500億円で、売上収益の約21.8％を占めているんだ。」
アステラス製薬は、研究開発に多額の投資を行っています。
2024年3月期の研究開発費は3,500億円で、売上収益の約21.8％を占めています。
この投資は、新薬の開発や既存薬の改良に向けられており、将来的な成長を支える重要な要素です。
キャッシュフローの状況
「キャッシュフローって、どうなっているの？」
もっち（夫）「営業活動によるキャッシュフローは、2024年3月期で2,500億円だよ。」
アステラス製薬の営業活動によるキャッシュフローは、2024年3月期で2,500億円を記録しました。
これは、企業の営業活動が安定していることを示しています。
一方で、投資活動によるキャッシュフローはマイナス1,800億円で、研究開発や設備投資に多額の資金を投入しています。
アステラス製薬の収益状況は、売上収益の増加や主要製品の好調な売上が特徴です。
一方で、研究開発費や販売費の増加により、営業利益や純利益が減少しています。
アステラス製薬の将来性とポジティブな材料
「アステラス製薬の将来性って、どんなところが期待できるのかしら？」
もっち（夫）「アステラス製薬は、いくつかのポジティブな材料があるんだ。特に、新薬の開発と市場拡大が期待されているよ。」
新薬の開発と市場拡大
アステラス製薬は、新薬の開発に積極的に取り組んでいます。
特に、がん治療薬の**イクスタンジ（エンザルタミド）**は、2024年に米国で新たな適応症が追加される予定です。
これにより、売上が大幅に増加する見込みです。
2023年には、イクスタンジの売上が7,000億円に達し、会社全体の売上の大部分を占めています。
新エース「パドセブ」の成長
「パドセブって、どんな薬なの？」
もっち（夫）「パドセブは、尿路上皮がんの治療薬で、急速に成長しているんだ。」
アステラス製薬の新エースである**パドセブ（エンホルツマブ ベドチン）**は、2021年の発売からわずか2年間で売上が1,000億円に達する勢いです。
2024年には、米国での一次治療の適応拡大が予定されており、これが承認されれば、さらなる売上増加が期待されます。
新薬に関して言えば、特許期間中に安定的な収益を出せるので、研究開発費が大事なのがよく分かりますね。
逆に、高い研究開発費を出しても、新しい薬ができなければ意味がありません。
そういう意味で製薬業界は、常に高いレベルで研究開発をしていかなければならない企業であると言えますね。
グローバル展開と新市場への進出
「アステラス製薬は、どこで事業を展開しているの？」
もっち（夫）「アステラス製薬は、世界70カ国以上で事業を展開しているよ。」
アステラス製薬は、新興国市場や未充足医療ニーズが高い疾患領域への進出を積極的に進めています。
特に、デジタルヘルスや遺伝子治療などの新技術を活用した医療ソリューションの開発にも注力しています。これにより、将来的に大きな市場価値を生み出すことが期待されています。
アステラス製薬の将来性は、新薬の開発と市場拡大、そしてグローバル展開により、持続的な成長が期待されています。
アステラス製薬の財務状況について
売上収益と利益
「アステラス製薬の売上って、どれくらいあるのかしら？」
もっち（夫）「2024年3月期の売上収益は1兆6,037億円で、前年同期比2.9％増加しているよ。」
アステラス製薬の売上収益は、2024年3月期に1兆6,037億円を記録しました。
これは前年同期比で2.9％の増加となり、企業の成長を示しています。しかし、コア営業利益は1,846億円で、前年同期比35.6％減少しました。
この減少は、研究開発費や販売費の増加が主な要因です。
研究開発費と投資
「研究開発には、どれくらいのお金を使っているの？」
もっち（夫）「2024年3月期の研究開発費は3,500億円で、売上収益の約21.8％を占めているんだ。」
アステラス製薬は、研究開発に多額の投資を行っています。
2024年3月期の研究開発費は3,500億円で、売上収益の約21.8％を占めています。この投資は、新薬の開発や既存薬の改良に向けられており、将来的な成長を支える重要な要素です。
財務健全性
「アステラス製薬の財務状況って、どうなの？」
もっち（夫）「総資産は3兆7,355億円で、親会社の所有者に帰属する持分は1兆6,764億円だよ。」
アステラス製薬の総資産は、2024年8月時点で3兆7,355億円です。
親会社の所有者に帰属する持分は1兆6,764億円で、前年同期比5.04％増加しています。また、利益剰余金は7,837億7,700万円で、前年同期比3.17％減少しました。
金額の規模が違いますね。
これらの数値は、企業の高い財務健全性を示しています。
借入金と負債
「借入金って、どれくらいあるの？」
もっち（夫）「有利子負債は9,926億5,700万円で、前年同期比7.9％増加しているんだ。」
アステラス製薬の有利子負債は、2024年8月時点で9,926億5,700万円です。
これは前年同期比で7.9％増加しており、財務面でのリスクが高まっています。
また、社債及び借入金（1年内）は5,495億9,600万円で、前年同期比16.37％増加しています。これにより、短期的な資金繰りが課題となる可能性があります。
キャッシュフロー
「キャッシュフローって、どうなっているの？」
もっち（夫）「営業活動によるキャッシュフローは、2024年3月期で2,500億円だよ。」
アステラス製薬の営業活動によるキャッシュフローは、2024年3月期で2,500億円を記録しました。
これは、企業の営業活動が安定していることを示しています。
一方で、投資活動によるキャッシュフローはマイナス1,800億円で、研究開発や設備投資に多額の資金を投入しています。場拡大、そしてグローバル展開により、持続的な成長が期待されています。
アステラス製薬の事業への懸念点と将来の不安材料
「アステラス製薬の事業には、どんな懸念点があるのかしら？」
もっち（夫）「アステラス製薬は、いくつかの課題に直面しているんだ。特に、米国市場での売上不振や新薬開発の遅れが大きな懸念材料だよ。」
米国市場での売上不振
アステラス製薬は、米国市場での売上不振が大きな課題となっています。
2024年3月期には、米国での新薬販売が予想を大きく下回り、最終的には800億円の赤字を計上しました。この結果、企業全体の収益性に大きな影響を与えています。
新薬開発の遅れ
「どの新薬開発が遅れているの？」
もっち（夫）「がん治療薬や免疫疾患治療薬の開発が遅れているんだ。」
アステラス製薬は、新薬開発の遅れが業績に影響を与えています。特に、がん治療薬や免疫疾患治療薬の開発が遅れており、これが将来の収益に対する不安材料となっています。
2024年3月期には、これらの製品の減損テストを予定しており、さらに赤字が膨らむ可能性があります。
借入金の増加
「借入金が増えると、どうなるの？」
もっち（夫）「借入金の増加は、財務面でのリスクを高めるんだ。」
アステラス製薬は、借入金の増加も懸念材料の一つです。
2024年3月期には、借入金が大幅に増加し、財務面でのリスクが高まっています。これにより、将来的な投資や研究開発に対する資金調達が難しくなる可能性があります。
競争の激化
「競争が激しくなると、どうなるの？」
もっち（夫）「競争が激化すると、市場シェアを維持するのが難しくなるんだ。」
アステラス製薬は、競争の激化にも直面しています。
特に、米国市場では競合他社との激しい競争が続いており、市場シェアを維持するのが難しくなっています。これにより、売上の減少や利益率の低下が懸念されています。
アステラス製薬は、これらの課題に対して戦略的な対応が求められています。
日本国内だけでなく、米国やヨーロッパの企業と戦わないといけないため、非常に厳しい競争になっています。
海外のライバル企業
ファイザー（Pfizer）
「ファイザーって、どんな会社なの？」
もっち（夫）「ファイザーは、米国に本社を置く世界最大級の製薬会社だよ。」
ファイザーは、抗がん剤やワクチン、抗生物質など幅広い医薬品を提供しています。
特に、新型コロナウイルスワクチンの開発で注目を集めました。2023年の売上高は約1,000億ドルに達しています。
ノバルティス（Novartis）
「ノバルティスって、どこにある会社なの？」
もっち（夫）「ノバルティスは、スイスに本社を置くグローバル製薬企業だよ。」
ノバルティスは、がん治療薬や眼科用薬品、ジェネリック医薬品などを提供しています。
2023年の売上高は約520億ドルで、特にがん治療薬の分野で強みを持っています。
スイスの製薬会社って聞くと、なんかカッコいいですね笑
ロシュ（Roche）
「ロシュって、どんな薬を作っているの？」
もっち（夫）「ロシュは、スイスに本社を置く製薬会社で、抗がん剤や診断薬に強みがあるんだ。」
ロシュは、抗がん剤や診断薬の分野で世界的に有名です。2023年の売上高は約620億ドルで、特に抗がん剤の分野で市場シェアを持っています。
これらの企業は、アステラス製薬と同様に新薬の開発や市場拡大に注力しており、グローバルな競争が激化しています。
もちろんこれ以外にもたくさんの会社があるので、生き残るだけでも大変ですね。
アステラス製薬の特許状況
「アステラス製薬の特許って、どんな状況なのかしら？」
もっち（夫）「アステラスは、特許の取得や維持に積極的に取り組んでいるんだ。」
主要製品の特許状況
アステラス製薬の主要製品の一つである**イクスタンジ（エンザルタミド）**は、前立腺がん治療薬として広く使用されています。
この薬の特許は、2027年に米国で切れる予定です。特許切れ後は、ジェネリック医薬品の登場が予想されるため、売上に影響を与える可能性があります。
新薬開発と特許出願
「新しい薬を開発する時、特許はどうやって取るの？」
もっち（夫）「新薬の開発段階で、特許を出願して権利を確保するんだ。」
アステラス製薬は、新薬の開発段階で特許を出願し、知的財産権を確保しています。
2022年には、13件の特許を出願しており、前年の8件から大幅に増加しました。
これにより、新薬の独占販売期間を延ばし、競争力を維持することができます。
特許の維持と管理
「特許を取った後も、何かすることがあるの？」
もっち（夫）「もちろん。特許の維持や管理が重要なんだ。」
特許を取得した後も、アステラス製薬は特許の維持や管理に努めています。特許の維持には、定期的な更新手続きや費用が必要です。
また、特許侵害に対する法的措置を講じることもあります。これにより、製品の独占販売期間を最大限に活用し、収益を確保しています。
特許戦略と将来展望
「特許が切れたら、どうするの？」
もっち（夫）「新しい特許を取得するための研究開発を続けるんだ。」
アステラス製薬は、特許が切れる前に新しい特許を取得するための研究開発を続けています。
これにより、次世代の医薬品を市場に投入し、持続的な成長を目指しています。特に、がん治療薬や免疫抑制剤などの分野での新薬開発に注力しています。
アステラス製薬の特許戦略は、企業の競争力を維持し、患者さんに革新的な治療法を提供するための重要な要素です。
アステラス製薬の主要製品
「アステラス製薬って、具体的にどんな薬を作っているのかしら？」
もっち（夫）「アステラスは、がん治療薬や免疫抑制剤など、さまざまな分野で革新的な医薬品を提供しているんだ。」
前立腺がん治療薬：イクスタンジ（エンザルタミド）
アステラス製薬の代表的な製品の一つに、前立腺がん治療薬の**イクスタンジ（エンザルタミド）**があります。
これは、前立腺がんの進行を抑えるために使用される薬で、アンドロゲン受容体を阻害することでがん細胞の増殖を抑制します。
イクスタンジは、特に転移性去勢抵抗性前立腺がん（mCRPC）の治療に効果的です。
尿路上皮がん治療薬：パドセブ（エンホルツマブ ベドチン）
「尿路上皮がんって、どんな病気なの？」
もっち（夫）「尿路上皮がんは、膀胱や尿管、腎盂などの尿路の内側に発生するがんだよ。」
アステラス製薬は、尿路上皮がん治療薬の**パドセブ（エンホルツマブ ベドチン）**も提供しています。
パドセブは、抗体薬物複合体（ADC）として、がん細胞に特異的に結合し、細胞内に薬物を送り込むことでがん細胞を破壊します。この薬は、従来の治療法が効果を示さなかった患者さんに対しても有効です。
急性骨髄性白血病治療薬：ゾスパタ（ギルテリチニブ）
「急性骨髄性白血病って、どんな病気なの？」
もっち（夫）「急性骨髄性白血病は、骨髄の中で異常な白血球が急速に増殖する病気だよ。」
アステラス製薬の**ゾスパタ（ギルテリチニブ）**は、急性骨髄性白血病（AML）の治療に使用される薬です。
ゾスパタは、特定の遺伝子変異（FLT3変異）を持つAML患者さんに対して効果を発揮し、がん細胞の増殖を抑制します。この薬は、特に再発または難治性のAML患者さんに対して使用されます。
免疫抑制剤：プログラフ（タクロリムス）
「免疫抑制剤って、どんな時に使うの？」
もっち（夫）「主に臓器移植後の拒絶反応を防ぐために使われるんだ。」
アステラス製薬の**プログラフ（タクロリムス）**は、臓器移植後の拒絶反応を防ぐために使用される免疫抑制剤です。
タクロリムスは、免疫系の過剰な反応を抑えることで、移植された臓器が体内で正常に機能するようにサポートします。この薬は、腎臓移植や肝臓移植など、さまざまな臓器移植において広く使用されています。
アステラス製薬は、これらの製品を通じて、患者さんの生活の質を向上させることを目指しています。
アステラス製薬の事業内容について
研究開発の取り組み
「アステラス製薬って、どんな研究をしているのかしら？」
もっち（夫）「特に、アンメットメディカルニーズ（満たされない医療ニーズ）の高い疾患分野に注力しているよ。」
アステラス製薬は、基礎研究から前臨床研究までを行い、革新的な医薬品の開発を目指しています。
社内の研究チームだけでなく、外部のパートナーとも協力して、多様な研究機会を探索しています。これにより、臨床開発候補品を創出し、患者さんに新しい治療法を提供することを目指しています。
臨床開発のプロセス
「新しい薬ができたら、すぐに使えるの？」
もっち（夫）「いや、臨床試験を経て、有効性や安全性を確認する必要があるんだ。」
研究段階で創出された臨床開発候補品は、臨床試験を通じてその有効性や安全性を評価されます。
臨床試験では、投与方法や安全性を調査し、そのデータを基に製造販売のための許可申請を行います。
規制当局の審査を経て、承認を得た後に初めて患者さんに処方できる医薬品が誕生します。
製造と品質管理
「薬の製造って、どんな風に行われるの？」
もっち（夫）「医薬品の製法や処方を設計し、厳格な品質管理のもとで製造されるんだ。」
アステラス製薬では、医薬品の製法・処方を設計し、構築された製造プロセスに基づいて医薬品を製造します。原料の調達から製造プロセスの理解、設備や品質の管理までを徹底することで、高品質な医薬品の安定供給を実現しています。
販売と情報提供
「薬ができたら、どうやって販売するの？」
もっち（夫）「医師や薬剤師に情報を提供して、適正に使用してもらうんだ。」
アステラス製薬は、医薬品を適正に使用してもらうために、医師や薬剤師などの医療関係者に医薬品の情報を提供します。
また、実際に患者さんに処方されてから報告される有効性や品質、副作用などの安全性に関する情報を収集し、製品の改善に役立てています。
ライフサイクルマネジメント
「薬が販売された後も、何かすることがあるの？」
もっち（夫）「もちろん。新たな研究機会の探索や製品の改良を続けるんだ。」
アステラス製薬は、医療関係者や社外の研究者、医学専門家などから得た情報を基に、新たな研究機会の探索や製品の改良、さらなる適正使用の推進を行っています。これにより、医薬品のライフサイクル全般で品質の改善・向上に努めています。
アステラス製薬の株価について
「アステラス製薬の株価って、最近どうなっているの？」
もっち（夫）「アステラス製薬の株価は、2024年9月3日時点で1,820円だよ。」
株価の推移
アステラス製薬の株価は、2024年に入ってから安定した上昇傾向を見せています。
年初来高値は1,835円（2024年8月29日）で、年初来安値は1,426円（2024年4月16日）です。
この間、株価は約28.7％の上昇を記録しています。
株価指標
「株価指標って、何？」
もっち（夫）「株価指標は、株価の評価をするための指標だよ。例えば、PERやPBRがあるんだ。」
アステラス製薬の株価指標として、PER（株価収益率）は108.66倍、PBR（株価純資産倍率）は1.94倍です。
これらの指標は、株価が企業の収益や純資産に対してどれだけ割高または割安かを示しています。PERが高い場合、投資家は将来の成長を期待していることを意味します。
ただ、ちょっと高すぎるので注意が必要ですね。
投資家の評価
「みんなは、アステラス製薬の株をどう評価しているの？」
もっち（夫）「みんなの評価は、掲示板やアナリストのレポートで確認できるよ。」
アステラス製薬の株は、投資家から高い評価を受けています。
Yahoo!ファイナンスの掲示板では、71％のユーザーが「強く買いたい」または「買いたい」と評価しています。
また、アナリストのレポートでも、安定した業績と新薬の開発進展が評価されています。
アステラス製薬の株価は、安定した上昇傾向を見せており、投資家からの評価も高いです。企業の業績や新薬の開発状況が、今後の株価動向に大きく影響するでしょう。
アステラス製薬の配当金について
「アステラス製薬の配当金って、どれくらいもらえるの？」
もっち（夫）「アステラス製薬は、安定した配当を提供しているんだ。2024年3月期の年間配当額は1株あたり70円だったよ。」
配当金の推移
アステラス製薬の配当金は、過去数年間で着実に増加しています。
2021年3月期には42円、2022年3月期には50円、2023年3月期には60円、そして2024年3月期には70円と、毎年増配を続けています。
この増配傾向は、株主に対する還元を重視していることを示しています。
配当利回り
「配当利回りって、どれくらいなの？」
もっち（夫）「最新の配当利回りは約4.12％だよ。」
アステラス製薬の配当利回りは、2024年9月時点で約4.12％です。これは、株価が1,792円の時点で計算されたもので、投資家にとって魅力的な利回りとなっています。
配当利回りが高いことは、投資額に対して多くの配当を受け取れることを意味します。
配当性向
「配当性向って、何？」
もっち（夫）「企業が純利益のうちどれだけを配当金の支払いに当てたかを示す指標だよ。」
アステラス製薬の配当性向は、2024年3月期で736.06％と非常に高い数値を示しています。
これは、企業が純利益の大部分を配当金として還元していることを意味します。
これは正直、目を疑う数字です。
要は、利益の７倍以上の金額を配当で支払っているわけですからね。
これに関してはもっちも、びっくりしました。
当たり前に減配すると思っていたからです。
このサプライズは、投資している人には嬉しい誤算ですが、早く適正な水準になってほしいと思っています。
株主優待
アステラス製薬は、現在株主優待を実施していません。
以前は株主優待として特産品を提供していたこともありましたが、現在は配当金による株主還元に注力しています。
最新の配当利回りは3.47％から3.69％で、安定した配当を提供しています。
株主優待はありませんが、配当金による利益を期待することができます。
株主還元の基本方針として、企業価値の持続的向上と安定的な配当の向上を目指しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
アステラス製薬という名前は、聞いたことがあると思います。
特許切れで株価が一時大幅に下がりましたが、現在は持ち直してきています。
未来は誰にも読めませんが、もっちは今後もこの株を持ち続けようと思っています。
皆様の投資は、自己責任でお願いいたします。
それではまた次回！