(2021/09/01追記)
今回も前回に引き続き、自己PRについてお伝えしていきます。
今回は、自己PRの作り方について触れていきたいと思います。
まず、自己PRを作る道筋は2つしかないと思っています。
それは…
①「好きなこと」
②「苦手でも努力して克服しようとしていること」
このどちらかです。
要するに、「自分の気持ちが入っているかどうか」です。
これを見つけるのが1ステップ目です。
これが見つけられなければ、自己PRは絶対に作れません。
自分の気持ちが入っていない自己PR、例えばネットから拾ってきたような自己PRは、「薄く」なりがちです。
ここでの「薄く」とは、面接カードに記入する自己PRもそうですし、面接の場で話す自己PRもそうです。
他人からの借り物に、愛着などありませんよね?
それと同じです。
自分が「これを面接の場で言ってやる!!」という想いが無い自己PRでは、相手に何も伝えられません。
胸を張って言えない自己PRは、書く意味も伝える意味もありません。
自分に自信を持って言えることが、自己PRの大前提になります。
だから、
①「好きなこと」
②「苦手でも努力して克服しようとしていること」
になるわけです。
自己PRが思いつかない人はまず、自分の好きなことを探してみてください。
絶対にありますよね?
スポーツでも音楽でも旅行でも、何でも良いです。
そこが、自己PRを見つける入り口になります。
今から即興で自己PRを作ってみましょうか?
今、ワールドカップ中なのでサッカーをメインに据えて考えてみます。
「私には、情報分析能力があります。スポーツの試合分析をすることが好きで、現在行われているワールドカップの試合予想もしています。各国の所属選手はもちろん、チーム戦術、監督の意思、怪我人の有無、対戦国との相性を分析し、試合展開を想像しています。
しかし、試合本番ではアクシデントも多く、自分の想像以上のプレーをする国もあります。そういった要因で予想が外れることも多々ありますが、次の試合の分析では前の試合に起きた事柄も踏まえた予想をしています。そのおかげで、予想の的中率が大幅に上昇しました。情報を集め、整理し、失敗しても次に繋げる、という重要性を体感しました。この力を〇〇市でも活かしていきます。」
本当にざっくりした内容で作りましたが、こんな感じでも良いと思います。
この自己PRで伝えたいことは、サッカーが好きなこと…
ではありません(笑)
情報を分析し、失敗しても次に繋げていく力です。
でも、やっていることはただの趣味ですよね?
別に誰かに頼まれてやっていることではありません。
やらなければならないことでもありません。
甲子園の優勝予想やドラフトの予想をしている人もいると思います。
そこから自己PRに派生させたのが上記の内容です。
ざっと思いつきで書いたので、もう少しブラッシュアップできると思います。
大枠で捉えていただければと思います。
要は、「今好きでやっていることが、仕事でどう活かせるのかな?」を考えているのです。
これが2ステップ目です。
これはもちろん「今苦手だけど頑張っていることが、仕事でどう活かせるかな?」でも良いです。
面接は、一緒に仕事をする仲間を探す場所です。
そこでサッカーの話だけされても意味がありません。
そこから発展して、「自分を採用したら、こんな仕事ができますよ」ということを伝えていきたいのです。
だから、
「こんな考えで仕事をしていきたい」
「仕事を効率よく進めるためには何が必要?」
ということを考えなければなりません。
これは、人によって答えが違います。
何が答えでも構いませんが、自分の仕事に対する考えを自己PRで上手に伝えてください。
これが自己PRで一番相手に伝えたいことです。
「○○をしているから✖✖をやりたい」
という流れです。
次回はもう少し自己PRを掘り下げていきたいと思います。