(2021/09/06 追記)
今回は、公務員試験の集団面接についてお伝えしていきます。
多分、皆様が一番聞きたいのは面接のことではないかと思います。
できるだけ詳しくお伝えしていきますので参考にしてください。
1、深くは聞かれない
そのままの意味です。
集団面接は深く突っ込まれません。
よく喋って1人30秒です。
それ以上話をしてしまうと、かなり長く感じてしまいます。
というより、1人30秒も話す時間もありません。
深く答える必要がないので、相手の質問に対してピンポイントで答えないといけません。
よくあるのが、
相手の質問に対して直接答えを言うのではなく、先に細かい説明を入れてから結論を最後に言おうとするケースです。
例えば…
【良くない例】
面接官「あなたの趣味を教えてください」
私「私はジャンプ力もあり、身長も高い人間です。その長所を生かして休日にはバレーボールをしています。」
【良い例】
面接官「あなたの趣味を教えてください」
私「私の趣味はバレーボールです。身長も高く、ジャンプ力もあります。毎週土曜日には地元の友人と集まってバレーボールをしています。」
こんな感じです。
こんな感じで、先に結論を言った方が相手もこちらの伝えたいことを理解してくれますし、自分も答えやすいのです。
最初に結論を言う方法を、アンチクライマックス法と言います。
逆に、最初に結論を言う方法を、アンチクライマックス法と言います。
正直、どちらの方法も、人とコミニュケーションを取るためには大事です。
でも、面接においては、アンチクライマックス法を圧倒的にオススメします。
なぜなら、多くの人は相手の質問を忘れてしまうからです。
皆様も人から質問された時、自分の考えを伝えているうちに、相手の質問が何だったか分からなくなることがあるかと思います。
ちなみに私はしょっちゅうあります笑
特に面接は緊張します。
面接官の質問内容が飛ぶことなんてザラにあります。
あと、面接官の質問がめちゃくちゃ回りくどいことも多々あります。
「何も考えずに質問してるだろ(笑)」というケースです。
なので面接では、アンチクライマックス法を使った方が良いのです。
あと、しっかりと相手の質問に答えるポイントは「相手の発言をリピートすること」です。
たまに面接であるのが、
面接官「自己PRをお願いします」
と端的なものではなく、
面接官「自己PRをお願いします。例えば、過去の経験から出来るようになったこと、印象に残ったエピソード、嬉しかったこと、悔しかったことなど具体的なエピソードを踏まえて教えてください。」
というような、本来の質問が埋もれてしまうパターンです。
このような質問がくると、本来の質問である自己PRを忘れてしまい、過去のエピソードのみを話してしまいがちです。
そうなると面接官は、「この子は質問の意図を理解していないな」となってしまいます。
意識としては、相手の質問に対してすぐに答えを言うことです。
面接は結局素の自分が出ますので、普段の生活から「質問にはすぐに直球で答える」を実践してみてください。
2、人の意見に惑わされない
集団面接は同じ質問を全員に投げかけます。
趣味、特技、志望動機、自己PRなど色々な質問がきますが、被ることが結構あります。
多いと6人くらいで面接をしますので、当然答えが被ります。
集団面接は、話の内容より話し方や印象を重視しています。
もちろん内容の深いことを言えることに越したことはないですが、あまり一生懸命にならなくても良いと思います。
「あ、被った! どうしよう!」
ではなく、
「被ってしまった。その中でも違うことって何か言えないかな?」
と思うようにしてください。
このイメージを最初から持っておいてください。
少し上級テクニックになりますが、他人の意見を上手く自分のモノにすることもできますよ。
例えば、5人の集団面接で、自分が3番目に座っていたとします。
ランダムな質問もありますが、最初の質問はたいてい両サイドから質問されます。
つまり、このケースだと3番目に答えるわけです。
良い意見が思いつかなければ、1番目の人と2番目の人の意見をパクってくることもできます。
1番目の人が発言した中で良いと思ったこと、2番目の人が発言した中で良いと思ったこと、この2つを合体させます。
そこに、2人の発言を聞いて追加した方が良いと思ったことをブレンドします。
これだけ良質な回答が作成できます。
その時、「前の人と少し似てしまいますが」と前置きをしてください。
そうすればパクったと思われる可能性がグッと下がります。
また、発言のメインに据えるのは「自分が追加して言いたいと思ったこと」にしてください。
そうすればもうオリジナルの意見になります。
これは咄嗟にできることではありません。
日常生活で練習するとしたら、相手の発言をリピートすることです。
A「昨日カレー食べたんだ」
B「昨日カレー食べたんだ? 何カレー食べたの?」
こんな感じです。
相手の発言を繰り返すことで「聞いているアピール」もできますし、答える前に一呼吸おけるので冷静に答えやすいです。
ぜひ試してみてください。