【不動産市場の隠れた巨人】グッドコムアセットの成長と将来性を解説

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    グッドコムアセットは、不動産投資やマンション経営、株式投資を検討する人々にとって注目される企業です。

    法人・個人向けのマンション販売で着実に収益を上げ、安定した配当金や株主還元を続けています。

    本記事では、グッドコムアセットの事業内容や収益状況、配当金の推移、将来性とリスクについて詳しく解説し、不動産投資やマンション経営を考える方に向けて、有益な情報を提供します。

    このブログをオススメする人

    不動産投資に興味がある人

    マンション経営を考えている人

    目次

    グッドコムアセットの事業内容について

    ホールセール事業

    「ホールセールって何?」

    もっち(夫)

    「ホールセールは、法人向けに新築マンションを販売する事業だよ。国内外の企業に自社ブランドのマンションを提供しているんだ。」

    グッドコムアセットは、国内外の法人に対して自社ブランドの新築マンションを販売しています。この事業は、法人顧客に対して高品質なマンションを提供し、企業の資産運用や社員の住居として利用されることが多いです。

    法人向けの販売は、安定した収益をもたらすため、企業の成長に寄与しています。

    リテールセールス事業

    「リテールセールスって、個人向けの販売のこと?」

    もっち(夫)

    「そうだよ。個人投資家に新築マンションを販売する事業なんだ。」

    グッドコムアセットは、国内外の個人投資家に対しても自社ブランドの新築マンションを販売しています。個人投資家は、マンションを投資対象として購入し、賃貸収入や資産価値の上昇を期待します。

    この事業は、個人の資産形成をサポートし、投資家にとって魅力的な選択肢を提供しています。

    リアルエステートマネジメント事業

    「リアルエステートマネジメントって、具体的に何をするの?」

    もっち(夫)

    「マンションの賃貸管理や建物管理を行う事業だよ。」

    グッドコムアセットの連結子会社である株式会社グッドコムは、主に販売したマンションの入居者募集や賃貸管理業務を行っています。

    また、マンション管理組合から受託する建物管理業務も担当しています。さらに、連結子会社である株式会社ルームバンクインシュアは、不動産賃貸借契約時に借主の保証人となる家賃債務保証事業を行っています。

    これにより、入居者の安心感を高め、オーナーにとってもリスクを軽減することができます。

    その他の事業

    「他にも何か事業をしているの?」

    もっち(夫)

    「不動産特定共同事業法に基づく小口販売事業や、IR・資本政策コンサルティング事業も行っているよ。」

    グッドコムアセットは、不動産特定共同事業法に基づく小口販売事業を展開しています。これは、小口の投資家に対して不動産を分割して販売する事業です。

    また、新規上場や上場後のIR(投資家向け広報)・資本政策コンサルティング事業も行っています。これにより、企業の成長をサポートし、投資家との信頼関係を築くことができます。

    マンション経営のサポート体制

    「マンション経営って難しそうだけど、サポートはあるの?」

    もっち(夫)

    「もちろん。グッドコムアセットは、マンション経営のサポート体制も充実しているんだ。」

    グッドコムアセットは、マンション経営をサポートするための体制を整えています。

    契約から入居者募集、賃貸管理、建物管理まで一貫してサポートを提供します。

    これにより、オーナーは安心してマンション経営を行うことができ、長期的な収益を確保することができます。

    グッドコムアセットの収益状況について

    売上高の推移

    「グッドコムアセットの売上高って、どのくらいなの?」

    もっち(夫)

    「2023年10月期の売上高は約221.9億円だったよ。今期はさらに増加して、713.2億円を見込んでいるんだ。」

    グッドコムアセットの売上高は、2023年10月期に約221.9億円を記録しました。

    これは、前年同期比で減少したものの、今期は713.2億円を見込んでおり、過去最高の売上高を達成する見通しです。

    この増加は、新規案件の増加や既存案件の進捗によるものです。

    営業利益の状況

    「営業利益って、どのくらい出てるの?」

    もっち(夫)

    「2023年10月期の営業利益は21.4億円だったよ。今期は53.4億円を見込んでいるんだ。」

    2023年10月期の営業利益は21.4億円で、前年同期比で減少しました。

    しかし、今期は53.4億円を見込んでおり、こちらも過去最高の営業利益を達成する見通しです。この増加は、効率的な経営とコスト管理の成果です。

    経常利益と純利益

    「経常利益と純利益はどうなの?」

    もっち(夫)

    「経常利益は2023年10月期で17.88億円、純利益は10.3億円だったよ。」

    2023年10月期の経常利益は17.88億円、純利益は10.3億円でした。

    これらの数値は、前年同期比で減少していますが、今期は経常利益が34.1億円、純利益が20.5億円に増加する見込みです。この増加は、売上高の増加とコスト削減の成果です。

    ROEとROAの状況

    グッドコムアセットの2023年10月期のROEは8.93%、ROAは1.93%でした。

    これらの数値は、前年同期比で低下していますが、今期はROEが10.5%、ROAが2.5%に改善する見込みです。これにより、企業の収益性が向上することが期待されています。

    収益の要因

    「収益が増える要因って何?」

    もっち(夫)

    「新規案件の増加と既存案件の進捗が主な要因だよ。」

    グッドコムアセットの収益増加の要因は、新規案件の増加と既存案件の進捗です。

    特に、法人向けのホールセール事業や個人向けのリテールセールス事業が好調であり、これらの事業が収益を押し上げています。

    また、効率的なコスト管理と経営戦略の見直しも、収益の増加に寄与しています。

    グッドコムアセットの財務状況について

    総資産と株主資本

    「グッドコムアセットの総資産って、どのくらいあるの?」

    もっち(夫)

    「2024年4月時点で総資産は約500億円だよ。株主資本は約110億円だね。」

    グッドコムアセットの総資産は、2024年4月時点で約500億円となっています。

    これは前年同期比で6.44%減少していますが、依然として大きな資産を保有しています。株主資本は約110億円で、こちらも前年同期比で5.46%減少しています。

    これらの数値は、企業の財務基盤がしっかりしていることを示しています。

    利益剰余金と有利子負債

    「利益剰余金と有利子負債はどうなってるの?」

    もっち(夫)

    「利益剰余金は約88億円、有利子負債は約373億円だよ。」

    利益剰余金は、2024年4月時点で約88億円となっており、前年同期比で6.86%減少しています。

    一方、有利子負債は約373億円で、前年同期比で7.52%減少しています。

    これにより、企業の負債管理が適切に行われていることがわかります。

    短期借入金と長期借入金

    「短期借入金と長期借入金はどのくらい?」

    もっち(夫)

    「短期借入金は約87億円、長期借入金は約107億円だよ。」

    短期借入金は、2024年4月時点で約87億円で、前年同期比で40.42%減少しています。

    長期借入金は約107億円で、こちらも前年同期比で2.67%減少しています。

    これにより、企業の借入金の管理が効率的に行われていることがわかります。

    自己資本比率と有利子負債比率

    グッドコムアセットの自己資本比率は、2024年4月時点で21.9%となっています。

    これは前年同期比で若干の増加を示していますが、依然として低い水準です。

    一方、有利子負債比率は340.2%で、前年同期比で減少しています。これにより、企業の財務健全性が向上していることがわかります。

    キャッシュフローの状況

    「キャッシュフローの状況はどうなの?」

    もっち(夫)

    「営業キャッシュフローはプラスだけど、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローはマイナスだよ。」

    グッドコムアセットのキャッシュフローの状況を見ると、営業キャッシュフローはプラスですが、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローはマイナスとなっています。

    これにより、企業が積極的に投資を行い、財務活動を通じて資金を調達していることがわかります。

    グッドコムアセットの将来性について

    売上高と利益の見通し

    「グッドコムアセットの将来性ってどうなの?」

    もっち(夫)

    「売上高は今期713.2億円を見込んでいるよ。営業利益も53.4億円に達する見通しだ。」

    グッドコムアセットの将来性は非常に明るいです。

    2024年10月期の売上高は713.2億円を見込んでおり、前年同期比で大幅な増加が予想されています。

    また、営業利益も53.4億円に達する見通しで、こちらも過去最高の数値となる見込みです。これにより、企業の収益基盤がさらに強固になることが期待されています。

    新規事業の展開

    「新しい事業も始めるの?」

    もっち(夫)

    「そうだよ。特に不動産特定共同事業法に基づく小口販売事業が注目されているんだ。」

    グッドコムアセットは、新規事業の展開にも積極的です。

    特に、不動産特定共同事業法に基づく小口販売事業は、個人投資家にとって魅力的な投資機会を提供しています。これにより、投資家層の拡大と収益の多様化が期待されています。

    全国展開と海外進出

    「全国展開や海外進出もしてるの?」

    もっち(夫)

    「そうだよ。全国展開を加速させ、海外市場にも進出しているんだ。」

    グッドコムアセットは、全国展開を加速させるとともに、海外市場への進出も積極的に行っています。これにより、国内外でのブランド認知度が向上し、さらなる成長が期待されています。

    特に、アジア市場での展開が注目されており、今後の収益増加に寄与することが見込まれます。

    グッドコムアセットの事業への懸念点と将来の不安材料

    資材価格の高騰

    「資材価格の高騰って、どのくらい影響があるの?」

    もっち(夫)

    「資材価格の高騰は、建設コストの増加につながるんだ。例えば、2023年には資材価格が前年比で約15%上昇したよ。」

    グッドコムアセットは、資材価格の高騰に直面しています。

    2023年には資材価格が前年比で約15%上昇し、建設コストが増加しました。これにより、利益率が圧迫される可能性があります。特に、今後も資材価格が上昇し続ける場合、収益性に大きな影響を与えることが懸念されます。

    不動産市場の変動

    「不動産市場の変動って、どんなリスクがあるの?」

    もっち(夫)

    「不動産市場の変動は、売上高や利益に直接影響を与えるんだ。例えば、2022年には東京23区のマンション価格が前年比で約10%下落したよ。」

    不動産市場の変動も大きなリスク要因です。2022年には東京23区のマンション価格が前年比で約10%下落しました。

    これにより、売上高や利益が減少する可能性があります。特に、需要が減少した場合、在庫の売却が難しくなり、キャッシュフローに悪影響を及ぼすことが懸念されます。

    グッドコムアセットの株価について

    現在の株価

    「グッドコムアセットの株価って、今どのくらいなの?」

    もっち(夫)

    「最新の株価は847円だよ。前日比で1円下がっているんだ。」

    グッドコムアセットの最新の株価は847円で、前日比で1円下がっています。

    この株価は、2024年8月29日時点のもので、日中の取引で840円から849円の範囲で推移しました。このような株価の変動は、市場の需給バランスや投資家の心理に影響されます。

    株価の推移

    「最近の株価の動きはどうなの?」

    もっち(夫)

    「年初来高値は938円、年初来安値は608円だよ。」

    グッドコムアセットの株価は、2024年3月29日に年初来高値の938円を記録しました。

    一方、年初来安値は2024年8月5日に608円を記録しています。このような大きな変動は、企業の業績や市場の動向に大きく影響されます。

    株価の評価指標

    「株価の評価指標って何があるの?」

    もっち(夫)

    「PERは7.51倍、配当利回りは4.25%だよ。」

    グッドコムアセットの株価評価指標として、PER(株価収益率)は7.51倍、配当利回りは4.25%です。

    PERは企業の収益力を示す指標で、低いほど割安とされます。

    配当利回りは、投資家にとっての収益性を示す指標で、高いほど魅力的です。

    グッドコムアセットの配当金について

    配当金の推移

    「グッドコムアセットの配当金って、どのくらい出てるの?」

    もっち(夫)

    「2023年10月期の配当金は1株あたり35円だったよ。2024年10月期は36円を予定しているんだ。」

    グッドコムアセットの配当金は、2023年10月期に1株あたり35円でした。

    これは前年の60円から減少していますが、2024年10月期には36円を予定しています。この増配は、企業の安定した収益基盤と株主還元の姿勢を示しています。

    配当利回りと配当性向

    「配当利回りと配当性向はどれくらい?」

    もっち(夫)

    「配当利回りは4.40%、配当性向は97.79%だよ。」

    グッドコムアセットの配当利回りは4.40%で、投資家にとって魅力的な水準です。

    配当性向は97.79%で、企業が純利益の大部分を配当金として還元していることを示しています。これにより、株主に対する還元が手厚いことがわかります。

    ただ、正直高すぎるため、もう少し収益を上げて、配当性向が50%くらいにはなってほしいと個人的には思います。

    配当金の増減理由

    「配当金が増えたり減ったりする理由は何?」

    もっち(夫)

    「業績や財務状況によるんだ。例えば、2022年は業績が好調だったから60円の配当が出たんだ。」

    配当金の増減は、企業の業績や財務状況に大きく依存します。2022年10月期には業績が好調で、1株あたり60円の配当が実施されました。

    しかし、2023年10月期には業績の変動により35円に減少しました。今後も業績に応じて配当金が変動する可能性があります。

    このブレも、不動産業界の特徴ですね。

    良いときはとことん良いのですが、状況が悪くなると一気に下がります。

    一喜一憂しないように、長期的な目線でいることが大切ですね。

    グッドコムアセットの株主優待について

    株主優待制度の廃止

    「グッドコムアセットの株主優待って、どんな内容なの?」

    もっち(夫)

    「実は、2020年4月をもって株主優待制度は廃止されたんだ。」

    グッドコムアセットは、2019年10月末より「グッドコムアセット・プレミアム優待倶楽部」を導入していました。この制度では、株主に対して保有株式数に応じたプレミアム優待ポイントが進呈され、ポイントを使って様々な商品と交換できます。

    しかし、2020年4月をもって株主優待制度は廃止されました。

    廃止の理由

    「どうして株主優待を廃止したの?」

    もっち(夫)

    「株主に対する公平な利益還元を考慮して、配当金による還元を重視することにしたんだ。」

    株主優待制度の廃止は、株主に対する公平な利益還元を考慮した結果です。グッドコムアセットは、配当金による直接的な利益還元を充実させることがより適切であると判断しました。これにより、全ての株主が平等に利益を享受できるようになりました。

    特別措置

    「株主優待が廃止された後、何か特別な措置はあったの?」

    もっち(夫)

    「株主優待ポイントをWILLsCoinに交換する際の手数料が無償になったんだ。」

    株主優待制度の廃止に伴い、特別措置として株主優待ポイントをWILLsCoinに交換する際の手数料が無償となりました。これにより、株主は保有していたポイントを無駄にすることなく、他の形で利用することができました。

    まとめ

    グッドコムアセットは、株式投資の対象としては全然ありだと思います。

    しかし、先程もお伝えした配当性向が90%を超えていることや、業績が悪化すると配当金を減配するなどの対策をとることは念頭に置いておく必要があります。

    保有する比重を少なめ(まずは100株)にしておき、所謂「スパイス」的な要素にしておくことをおすすめします。

    間違ってもこの株に100%突っ込んでしまうと、日々の変動に胃がやられてしまいます。(笑)

    リスクとリターンは表裏一体ですが、この銘柄はかなりボラティリティが高いので、そこは意識しておくと良いと思います。

    それではまた次回!

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