今回は、ビーロット（3452）の事業内容や収益状況、財務状況、配当金、株主優待について詳しく解説します。不動産投資や企業の財務分析に興味がある方におすすめです。
ビーロットの最新の収益状況や財務健全性、配当金の推移など、具体的な数値を交えてわかりやすく説明します。株主優待の廃止理由や現在の株主還元策についても触れています。
ビーロット（3452）の事業内容について
不動産投資開発
不動産投資開発って何？
もっち（夫）不動産を購入して、価値を高めてから売却する事業だよ。例えば、古いビルを買ってリノベーションして売るんだ。
ビーロットは、不動産投資開発を主な事業としています。具体的には、古い建物を購入し、リノベーションや再開発を行って価値を高め、その後売却することで利益を得ています。
このプロセスは、不動産の価値を最大限に引き出すための戦略的な取り組みです。
不動産コンサルティング
不動産コンサルティングって何をするの？
もっち（夫）不動産の売買や投資のアドバイスをするんだよ。お客様のニーズに合わせて最適な提案をするんだ。
ビーロットは、不動産コンサルティングも行っています。これは、顧客に対して不動産の売買や投資に関する専門的なアドバイスを提供するサービスです。
例えば、投資家が最適な物件を見つける手助けをしたり、売却時の価格設定をサポートしたりします。
不動産マネジメント
不動産マネジメントって何をするの？
もっち（夫）賃貸物件の管理や運営をすることだよ。例えば、テナントの募集や建物のメンテナンスを行うんだ。
ビーロットは、不動産マネジメントも手掛けています。これは、賃貸物件の管理や運営を行うサービスです。
具体的には、テナントの募集や契約管理、建物のメンテナンス、賃料の回収などを行います。これにより、物件オーナーは安心して物件を運営することができます。
企業再生・事業承継
企業再生や事業承継って何をするの？
もっち（夫）経営が厳しい企業を立て直したり、事業を次の世代に引き継ぐ手助けをするんだよ。
ビーロットは、企業再生や事業承継のサポートも行っています。これは、経営が厳しい企業を立て直すためのアドバイスや、事業を次の世代に引き継ぐための支援を提供するサービスです。
具体的には、経営改善のための戦略立案や、後継者の育成支援などを行います。
リノベーション・権利調整
リノベーションや権利調整って具体的には？
もっち（夫）古い建物を新しくしたり、土地や建物の権利関係を整理することだよ。
ビーロットは、リノベーションや権利調整も手掛けています。これは、古い建物を新しく改装するリノベーションや、土地や建物の権利関係を整理する権利調整を行うサービスです。
これにより、不動産の価値を高め、利用しやすくすることができます。
アセットマネジメント
アセットマネジメントって何をするの？
もっち（夫）不動産や資産の運用を管理することだよ。投資家のために最適な運用方法を提案するんだ。
ビーロットは、アセットマネジメントも行っています。これは、不動産や資産の運用を管理するサービスです。
具体的には、投資家のために最適な運用方法を提案し、資産の価値を最大化するための戦略を立案します。
不動産仲介
不動産の仲介もするの？
もっち（夫）不動産の売買や賃貸の仲介をして、お客様と物件の間を取り持つんだ。
ビーロットは、不動産仲介も手掛けています。これは、不動産の売買や賃貸の仲介を行うサービスです。
具体的には、物件の紹介や契約のサポート、価格交渉などを行います。これにより、顧客はスムーズに不動産取引を行うことができます。
ビーロット（3452）の収益状況について
売上高の推移
ビーロットの売上高ってどうなっているの？
もっち（夫）最近の売上高は順調に増えているよ。2023年12月期には23,510百万円だったんだ。
ビーロットの売上高は、2023年12月期に23,510百万円を記録しました。これは前年の19,911百万円から約18.1%の増加ですこの増加は、主に不動産投資開発事業の拡大によるものです。
営業利益と経常利益
営業利益や経常利益はどうなの？
もっち（夫）営業利益も経常利益も増えているよ。2023年12月期の営業利益は5,498百万円、経常利益は4,945百万円だったんだ。
ビーロットの2023年12月期の営業利益は5,498百万円で、前年の2,913百万円から約88.7%の増加を見せました。
また、経常利益も4,945百万円と、前年の2,415百万円から約104.8%の増加となっていますこれらの増加は、効率的なコスト管理と高い競争力の維持によるものです。
当期純利益
当期純利益はどうなっているの？
もっち（夫）当期純利益も増えているよ。2023年12月期には3,297百万円だったんだ。
ビーロットの2023年12月期の当期純利益は3,297百万円で、前年の1,637百万円から約101.4%の増加を記録しました。
この増加は、売上高と利益の増加に伴うものです。
2024年の見通し
2024年の見通しはどうなの？
もっち（夫）2024年も順調に成長する見込みだよ。売上高は5,690百万円、経常利益は5,060百万円を予想しているんだ。
ビーロットは、2024年12月期の売上高を5,690百万円、経常利益を5,060百万円と予想していますこの見通しは、引き続き不動産投資開発事業の拡大と効率的なコスト管理によるものです。
四半期ごとの進捗
四半期ごとの進捗はどうなっているの？
もっち（夫）2024年の第2四半期までの進捗は順調だよ。経常利益は3,196百万円で、通期計画の63.2%に達しているんだ。
2024年12月期の第2四半期までの経常利益は3,196百万円で、通期計画の5,060百万円に対する進捗率は63.2%に達していますこれは、前年同期比で27.3%の増加を示しています
ビーロット（3452）の財務状況について
自己資本比率の推移
自己資本比率って何？
もっち（夫）自己資本比率は、会社の総資産に対する自己資本の割合だよ。ビーロットの自己資本比率は2023年12月期で25.6%だったんだ。
ビーロットの自己資本比率は、2023年12月期に25.6%を記録しましたこれは前年の21.4%からの増加で、財務の健全性が向上していることを示しています。
自己資本比率が高いほど、企業は外部からの借入に依存せずに運営できるため、安定した経営が可能です。
総資産と純資産
総資産と純資産って何が違うの？
もっち（夫）総資産は会社が持っている全ての資産のことだよ。純資産は総資産から負債を引いたものなんだ。
ビーロットの総資産は、2023年12月期に57,240百万円に達しましたこれは前年の56,005百万円からの増加です。
また、純資産は15,040百万円で、前年の12,043百万円から増加していますこれにより、ビーロットの財務基盤が強化されていることがわかります。
有利子負債とその倍率
有利子負債って何？
もっち（夫）有利子負債は、利子がかかる借入金のことだよ。ビーロットの有利子負債倍率は2.53倍だったんだ。
ビーロットの有利子負債倍率は、2023年12月期に2.53倍でしたこれは前年の3.36倍からの減少で、借入金に対する依存度が低下していることを示しています。
有利子負債倍率が低いほど、企業は利子負担が少なく、財務の健全性が高いと評価されます。
キャッシュフローの状況
キャッシュフローって何？
もっち（夫）キャッシュフローは、会社のお金の流れを示すものだよ。ビーロットの営業キャッシュフローは5,014百万円だったんだ。
ビーロットの2023年12月期の営業キャッシュフローは5,014百万円で、前年の-4,050百万円から大幅に改善しましたまた。
フリーキャッシュフローも4,936百万円と、前年の-6,030百万円から大幅に増加していますこれにより、ビーロットの資金繰りが安定していることがわかります。
ROEとROA
ROEとROAって何？
もっち（夫）ROEは自己資本利益率、ROAは総資産利益率のことだよ。ビーロットのROEは24.78%、ROAは5.76%だったんだ。
ビーロットの2023年12月期のROE（自己資本利益率）は24.78%、ROA（総資産利益率）は5.76%でしたこれらの数値は、企業がどれだけ効率的に利益を上げているかを示す指標です。
一般的に、ROEが10%以上、ROAが5%以上であれば優良企業とされます。
ビーロット（3452）の将来性について
業績の安定成長
ビーロットの将来性ってどうなの？
もっち（夫）業績が安定して成長しているよ。2023年12月期の売上高は23,510百万円で、前年から18.1%増加したんだ。
ビーロットは、2023年12月期に売上高23,510百万円を記録し、前年の19,911百万円から18.1%の増加を見せました。
この成長は、不動産投資開発事業の拡大と効率的なコスト管理によるものです。
最高益の更新
最高益を更新したの？
もっち（夫）ビーロットは2023年12月期に経常利益4,945百万円で、過去最高益を更新したんだ。
ビーロットは、2023年12月期に経常利益4,945百万円を達成し、前年の2,415百万円から104.8%の増加を記録しましたこの結果、過去最高益を更新し、企業の成長力を示しています。
将来の業績見通し
将来の業績見通しはどうなの？
もっち（夫）2024年も成長が見込まれているよ。売上高は5,690百万円、経常利益は5,060百万円を予想しているんだ。
ビーロットは、2024年12月期の売上高を5,690百万円、経常利益を5,060百万円と予想していますこの見通しは、引き続き不動産投資開発事業の拡大と効率的なコスト管理によるものです。
配当金の増加
配当金はどうなるの？
もっち（夫）配当金も増加しているよ。2023年12月期には1株あたり51円の配当金が支払われたんだ。
ビーロットは、2023年12月期に1株あたり51円の配当金を支払い、前年の20円から大幅に増加しました。
これにより、株主に対する還元が強化されています。
財務の健全性
財務の健全性はどうなの？
もっち（夫）自己資本比率が25.6%で、財務の健全性が高いんだよ。
ビーロットの2023年12月期の自己資本比率は25.6%で、前年の21.4%から増加しています。
これにより、企業の財務基盤が強化され、将来の成長に向けた安定性が確保されています。
ビーロット（3452）の事業への懸念点と将来の不安材料
不動産市場の変動
不動産市場の変動ってどんな影響があるの？
もっち（夫）市場が不安定だと、物件の売却が難しくなるんだよ。例えば、2023年には一部の物件で評価損が発生しているんだ。
ビーロットは、2023年12月期に一部の販売用不動産で評価損を計上しました。具体的には、58百万円の評価損が発生していますこれは、不動産市場の変動によるリスクを示しています。
借入金の依存度
借入金の依存度が高いとどうなるの？
もっち（夫）借入金が多いと、利子負担が増えて利益が減るんだよ。ビーロットの有利子負債倍率は2.53倍なんだ。
ビーロットの有利子負債倍率は2.53倍で、借入金に対する依存度が高いことが懸念されています。
この倍率が高いと、利子負担が増加し、利益が圧迫される可能性があります。
物件の売却件数の減少
物件の売却件数が減るとどうなるの？
もっち（夫）売却件数が減ると、売上高が減少するんだよ。2024年の第2四半期には売却件数が前年同期比で減少しているんだ。
2024年の第2四半期における物件の売却件数は、前年同期の27件から23件に減少しました。
この減少は、売上高の減少につながる可能性があります。
経済環境の影響
経済環境の変化ってどんな影響があるの？
もっち（夫）経済が不安定だと、不動産の需要が減るんだよ。新型コロナウイルスの影響で、経済動向が不安定になっているんだ。
新型コロナウイルスの影響で、経済環境が不安定になり、不動産の需要が減少するリスクがあります。これにより、ビーロットの事業にも影響が及ぶ可能性があります。
ビーロット（3452）の配当金について
配当金の推移
ビーロットの配当金ってどのくらい出ているの？
もっち（夫）2023年12月期には1株あたり51円の配当金が出たんだよ。
ビーロットは、2023年12月期に1株あたり51円の配当金を支払いました。
これは前年の20円から大幅に増加しており、株主に対する還元が強化されています。配当金総額は9.76億円に達しました
配当性向
配当性向って何？
もっち（夫）配当性向は、企業が稼いだ利益のうち、どれだけを配当に回すかを示す指標だよ。ビーロットの配当性向は29.8%だったんだ。
ビーロットの2023年12月期の配当性向は29.8%でした。
これは、企業が稼いだ利益の約30%を株主に還元していることを意味します。配当性向が高いほど、株主に対する還元が手厚いと評価されます。
配当利回り
配当利回りって何？
もっち（夫）配当利回りは、株価に対する配当金の割合だよ。ビーロットの配当利回りは5.35%だったんだ。
ビーロットの2023年12月期の配当利回りは5.35%でした。
これは、株価に対する配当金の割合を示しており、投資家にとって魅力的な指標となります。配当利回りが高いほど、投資家はより多くの配当を受け取ることができます。
将来の配当見通し
将来の配当はどうなるの？
もっち（夫）2024年も増配が期待されているよ。業績が好調だからね。
ビーロットは、2024年も増配が期待されています。
業績が好調であるため、株主に対する還元がさらに強化される見込みです。具体的な配当金額は未定ですが、引き続き高い配当利回りが期待されています。
ビーロット（3452）の株主優待について
株主優待の内容
ビーロットの株主優待って何がもらえるの？
もっち（夫）以前はQUOカードがもらえたんだよ。でも、2022年12月末を最後に廃止されたんだ。
ビーロットは、2022年12月末を最後に株主優待制度を廃止しました以前は、100株以上保有する株主に対して1,000円分のQUOカードが贈呈されていました。
この優待は、個人投資家に人気がありましたが、現在は廃止されています。
株主優待廃止の理由
どうして株主優待を廃止したの？
もっち（夫）株主への利益還元を配当金に集中させるためだよ。
ビーロットは、株主優待を廃止する理由として、株主への利益還元を配当金に集中させる方針を挙げています。
これにより、株主に対する公平な利益還元が実現されるとしています。
株主優待廃止後の影響
株主優待がなくなって、株価に影響はあったの？
もっち（夫）廃止の発表後、一時的に株価が下落したんだよ。
株主優待の廃止が発表された2022年12月15日には、株価が一時的に下落しました。
具体的には、発表当日の終値640円から597円まで下落し、約6.7%の下落を記録しましたしかし、その後は業績の好調さもあり、株価は回復傾向にあります。
現在の株主還元策
今はどんな株主還元策があるの？
もっち（夫）現在は配当金による還元がメインだよ。2023年12月期には1株あたり51円の配当金が支払われたんだ。
ビーロットは、現在の株主還元策として配当金を重視しています。
2023年12月期には、1株あたり51円の配当金が支払われ、前年の20円から大幅に増加しました。これにより、株主に対する還元が強化されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ビーロットは株主優待目当てで購入し、優待廃止を発表した途端に株価が下落したのを覚えています。
そのタイミングでナンピンして放置していたところ、上手に上がってくれた銘柄です。
不動産業は景気敏感株なので、積極的に狙うのではなく、タイミングよく投資できると良いと思います。
それではまた次回！