公務員試験 ~社会科学の勉強②~ 勉強が進まないときの考え方

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公務員試験での社会科学の勉強方法の続きです。

前回の記事はこちら

目次

できなくても腐らない 

一度で覚えることは不可能

まずそもそも、暗記科目は一度で覚えるなど不可能です。

それを理解し、向き合うことが暗記科目で勉強を続けるコツなのです。

それに私は、理解力が高い方ではありません。

さらに、要領も非常に悪いと自負しております。

社会科学を勉強する中で1番に意識したことは、一回で全てを覚えようとしないことです。

私には一回で全てできるほどの能力はありませんので、絶対的に回数を重ねる必要があると考えていました。

前回書いた、速攻の時事を4周行ったのもその理由です。

一周で完璧にする意識は不要です。

記憶には得意不得意がある

また、人の記憶には得意不得意があります。

ある人が長期間覚えていられることは、私には覚えていられないかもしれません。

逆に、私にとって興味があることで長期間覚えていられることは、他の人にとっては覚えていられないことかもしれません。


そもそもテキストに書いてあることを全て理解し、覚えることなんて無理なんです。

時間がどれだけあってもできない私には自信がありますし、そもそもそんなことをするのは無駄だと思ってしまいます。

だって、出題されるかどうかなんて分かりませんからね。

だったら自分の分かるところをしっかり見定めて、そこで点数を取った方が明らかに効率的です。

勉強で躓く人の多くは、「できない」がどんどん増えてしまって、能力のない自分が嫌になるケースです。

私は、そういった受験生をたくさん見てきました。

苦手なことや、やりたくないことを続けるのはかなりの苦痛を伴います。

だから、勉強というものを「できる」というプラスの見方に変えられるようにします。

人に聞く

頼れる人に頼る

本当のことを言えば、勉強というものはできる人から教わるのが一番てっとり早いのです。

やり方を独自で編み出すよりも、成功している人から教わるほうが確実で、効果もより上がります。

だから学習塾や予備校がいっぱいあるのです。

私も可能であれば、人に頼るという選択をしたかったです。

しかし、私は公務員試験を独学で勉強をしていたので、分からないところを誰かに聞くということはできませんでした。

理系の国立大学を出ている友人に、自然科学の勉強方法や解説をLINEで求めましたが、まるで役に立ちませんでした(笑)。

説明されてもよく分かりませんでしたし、第一本人も内容をほとんど忘れていましたし。

人に頼れないならどうするのか?

なので私は「できない」ことに執着することを止めました。

何度も言う通り、私には時間がありませんでした。

時間がない中で、非効率な勉強をすることはできません。

何度か挑戦し「できない」が「できる」に変わらないと判断したら、その問題は、存在そのものを忘れるようにします。

見なかったことにします。


その代わり、今まで見たことのない問題を解けるように意識しました。


これにより、「できない」を見続ける勉強ではなく、「見たことない」ものを「できる」に変えていく勉強ができるようになりました。

私の中で勉強とは、「できる」をどんどん増やすことだと思っています。

そして「できる」をどんどん増やすことができれば、いつの日か見なかったことにしていた「できない」が「できる」に変わるのではないかと思っています。

公務員試験の予備校が言うような「苦手科目をや分野を無くせ!」はあくまで理想論です。

まず大抵の人間には得意不得意があります。

勉強が得意という人も少ないと思います。

だから最初は、得意をどんどん伸ばす勉強をしてください。

暗記が得意な人は社会科学や人文科学をおススメします。

理系で計算が得意な方は、一般知能分野の数的推理をおススメします。

私は変わり者なので、社会科学も数的推理も好きでした(笑)。

なので最初は、この2科目ばかり勉強をしていました。

そもそも勉強って楽しいもの

「得意」が、少しずつ「できる」に変わっていけば、勉強も少しは楽しくなります。

私も勉強は大嫌いでした。

でも、公務員試験の勉強をし始めて1ヶ月くらい経った頃には、学ぶことが楽しくなるようになりました。

今まで1度か2度しか行ったことのない図書館で、本を借りて読むようになりました。

勉強を通じて考え方も変わりましたし、ニュースの話もよく分かるようになりました。

私は最初、「公務員試験の勉強は、公務員試験に合格したら終わり」と思っていました。

ただ、実際に勉強をしていくと、自分自身の成長に繋がることなんだと実感しました。

「こんな勉強して意味あるのかよ!」

という否定的な気持ちでは、モチベーションも上がりません。

私は、

「この勉強は、自分の成長に役立つかな?」

という肯定的な気持ちで勉強していました。

皆様も「この勉強がさらに自分を成長させてくれる」というプラスの気持ちを持って勉強ができれば、きっと良い結果が生まれると思います。

特に社会科学は、そのことに気づかせてくれる科目だと思います。

皆さんも、できることから始めてみてください。

きっと、少しは勉強が苦ではなくなりますよ。

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