今回は、前回に引き続き公務員試験の一般知能科目、判断推理についてお伝えしていきます。
判断推理がどのような問題であるかをまず、理解していただきたいと思います。
1、苦手な人が少ない
前回の問題を見て簡単だと思った人も、難しいと思った人もいると思います。
公務員試験における判断推理は「点取り科目」です。
数的推理や英文で得点できない人も、判断推理では得点をしっかり取ってきます。
つまり、数的推理ができないという人は、判断推理もできないという状態になってしまうと、公務員試験はほぼ詰んだ状態になります。
そうならないために、最低でも判断推理は点取り科目にしていただきたいと思います。
なぜ苦手な人が少ないかというと、問題のパターンがほとんど決まっています。
前回の例題のように大小関係であったり、トーナメントの試合数を算出する問題だったり、証言をもとに嘘つきを探す問題などがあります。
これら全ての問題はパターン化されています。
それゆえに判断推理は、一度できるようになると得点化されやすい傾向があります。
私はこの判断推理という科目は好きではありませんでした。途中でわけがわからなくなって、「うぁ~!」という状態に陥るからです。
それでも、いくつかパターンを覚えていけば出来るようになりました。
でも、そこにたどり着くまでが結構苦痛でしたね。
2、現代文の力がある人は得意
判断推理は、問題文を読んで正確に求めるものを理解しなければなりません。
この辺りのところは数的推理と似ていますね。
特にこの文章を読む力は判断推理に求められます。現代文が得意な方は自信を持ってください。
判断推理という科目は、答えがすでに書いてあります。
どういうことかと言うと、前回の例題のように物事の順序関係をややこしく書いてあるだけです。
書いてあることをそのまま頭で組み立てられる人は、何も書かずに問題が解けます。
もちろん、そんな人はほとんどいませんが。
判断推理という科目は、「いかに自分で分かりやすく問題を表現するか」というものです。
この意識を持っていると、楽に問題に臨めると思います。
イメージ的には、パズルをするのと同じです。バラバラのピースをどのように組み立てていくかという問題が判断推理です。
3、図や表を自分で作る問題が90%以上
判断推理のほとんどの問題は、自分で図や表を作る必要がでてきます。
この図や表をいかに速く、正確に作れるかが問題を解くカギです。
ちなみに私は、全くできませんでした。
以前もブログでお伝えしましたが、図や表を書く習慣が全くなかったのでかなり苦労しました。
ただ、図や表を書けるようになってからはそれほど苦に思うこともなくなりました。
皆様も判断推理で躓いている場合は、問題をたくさん解くのではなく、解説にある図や表を自分の手で速く正確に書く癖をつけてください。