今回は、公務員試験の一般知能科目の判断推理という科目についてお伝えします。
まず、この判断推理がどのような問題か分かりやすいように、例題を出してみます。
是非解いてみてください。
例題)
A~Eの5人の学生がいる。5人の身長は、AはDより高く、BはEより低く、CはDより低く、BはDより高い。
以上のことから確実に言えるのはどれか?
1、AはBより高い
2、AはEより高い
3、AはCより低い
4、BはCより低い
5、EはCより高い
どうでしょうか?
昔、本で見たクイズのような問題ですよね?
実際にこのような問題が公務員試験では出題されます。
まさに、学校の勉強では行わない問題ですよね?
公務員試験を受験しようと思わなければ解かない問題ですね。こういった問題をスムーズに解いていくことが求められていきます。
それでは解説です。
解説)
この問題は不等号を使って表します。
AはDより高いので、D<A・・・①
BはEより低いので、B<E・・・②
CはDより低いので、C<D・・・③
BはDより高いので、D<B・・・④
③と①より、C<D<A
②と③と④より、C<D<B<E
これらを1つの図式で表すと、
→<A
↑
C<D
↓
→<B<E
となります。
ここで注意しないといけないのが、AがどれだけDより高いかは分かりません。
つまり、A、B、Eの大小関係は分かりません。EがAより低い可能性もあります。
ここで問題文の「確実に言える」に注目してください。
不確定なものはすべて不正解です。
全て確認していくと答えは、5 となります。
いかがでしょうか?
例によって、この問題はかなり簡単な部類に入ります。
判断推理は慣れないと絶対に解けません。
逆を言えば、慣れれば怖くない科目でもあります。
今回は、判断推理がどのような問題かを理解していただければと思います。
次回からは、判断推理の勉強方法などについてお伝えしていきます。