前回からの続きです。
公務員試験の教養試験の中で、最も多くの人が捨て科目にする英文の正攻法での勉強方法についてです。
3、文法を覚える
単語を覚え、熟語を覚えたら、次は文法を覚えます。
英文法とは、品詞とか動詞とか助動詞などが複雑に絡み合うものです。
英語ができませんので、このくらいの説明しかできません。(笑)
英語ができる人曰く、「文法ができれば英語は簡単!」だそうです。
私はさっぱり分かりませんので何とも言えませんが、文法とは文章構造を作るものになります。
確かに構造が分かれば勢いで英文の内容を解釈することはできるかもしれません。
ただ、これは時間がかかりそうですね。覚えるというより、理解するとか考えなくても分かるとか、そういったレベルにまでもっていく必要があるからです。
単語、熟語、文法という武器が揃えば、文章をゆっくりですが読むことができるレベルになっていると思います。
4、文章を精読する
やっと今まで色々覚えたり理解してきたことを、文章を読むことに費やすことができます。
私は思うのですが、英文こそじっくり理解して読む必要があるのではないでしょうか?
現代文は、普段慣れ親しんでいる文章なので流れで何とかすることもできます。
しかし、英文に慣れ親しんでいる人は少ないと思います。
というより、慣れ親しんでいる人は勉強する必要がないくらいスムーズに英文を読むことができると思います。
つまり英文を読む際には、現代文以上の時間をかけて精読をしていくことが求められます。
英文を読む中で、分からない単語や熟語であったり、理解しきれていなかった文法表現であったり、様々なことに気づくことができます。
それらのできなかったことを復習して、さらに新しい問題にチャレンジし精読する、この繰り返しが必要になってきます。
5、速読する
公務員試験の中で英文は、最も時間のかかる科目かもしれません。ゆっくり時間をかけて読んで満点では意味がありません。
正確に速く読むことにより、他の問題にかける時間を残す必要があります。
速読のポイントは「一度読んだ文章には戻らない」ことだと思います。
これは、私が現代文を勉強するときにもお伝えした考えです。
文章の意味が分からなくなって、その都度前の文章に戻っているといつまで経っても進みません。
1文を読むときも同じです。「この助動詞の役割は?」などと考えて、同じ1文を何度も読んでしまうと先に進みません。
文章は流れで読むものです。流れで読みながら文章を理解していく練習をしないと、いつまで経っても速く読むことはできません。
精読しながら速読をするという、一見矛盾した能力を身に付けていかなければ英文で点数を取ることは難しいと思います。
6、選択肢を精査する
最後の関門です。というより、ここができれば極論英文など読む必要がないと思います。
英文を正しく理解している人は、選択肢で迷いません。そんなひっかけ問題のような選択肢はありません。
これは、以前お伝えした私の現代文での選択肢消去法をイメージしていただければ良いと思います。
英文は、単語を覚え、熟語を覚え、文法を理解し、文章を精読し、速読ができるようになれば簡単な科目です。
「こんなのできるか!!」
というのが私の感想です。いや、英文ができないと思っている皆様も感じたと思います。
英文は文章なので、触れている時間が長い人ほど簡単に解けます。逆に触れてこなかった人からすれば、苦痛以外の何物でもありません(私のことです)
そう考える方、お待たせしました!!
次回、私が独自に考えた英文の解き方をお伝えします。
英文の知識がゼロでも何とかして点数を取ろうとした方法になります。参考になるかは分かりませんが、「こんなやり方もあるのか~」くらいで見ていただけれ
ばと思います。