公務員試験の自然科学の勉強法について、さらに詳しくお伝えします。
まずは、勉強の時間配分になります。
自然科学の勉強の時間配分はかなり気を遣いました。基本的には分からないことが前提なので多くの時間を使ってしまいがちです。
以前のブログでもお伝えしましたが、勉強は時間だけで管理するものではありません。ページ数や問題数で管理するべきです。
しかし、苦手な科目や勉強したことのない科目を勉強するときは、勉強時間が長くなってしまいます。
公務員試験の勉強で重要になるのが時間管理です。当たり前のことですが、1日に使える時間は24時間ですので、その時間をどれだけ公務員試験の勉強に割り振るのかが重要です。
さらに、その勉強時間をどの科目に割り振るかも大切です。
私は逆に苦手科目ほど、多くの時間を割かないようにしました。私が普通に勉強すると1科目90分~120分です。これは時間を測らなくてもだいたい同じくらいです。これくらいの時間を勉強すると、飽きてきてしまって別の科目を勉強するか休憩したくなります。
その逆、自然科学は勉強しても60分と決めました。その理由は、頻出分野を狙い撃ちするためです。他の社会科学や人文科学に比べて、出題されやすいところが想定しやすい傾向があります。
私は、自然科学が最も頻出分野に力を入れて勉強しました。文学芸術や思想のところでもお伝えした理由がまさにそれです。(以前のブログ)
出題数の少ない科目ほど、より少ない時間で効率よく点数を取る必要があります。また、苦手科目をあえて短い時間で勉強するという意識を持つことにより、あえて逆境の中に身を置くことにしました。
「悠長にやっている時間はない。自然科学は特に集中!」と毎回自分に言い聞かせて勉強をしていました。
これも理解度を上げる手助けになったのではないかと思っています。
公務員試験が私の中で、「合格するかどうか分からない」から「多分合格できるだろう」と思った瞬間があります。それは自然科学という科目が、「できない」から「できる」に変わったときです。
以前のブログでもお伝えした通り、自然科学は多くの人が捨て科目とします。その多くの人が捨てる科目を私は得点源にすることができましたので、他の人より点数を取れる自信がつきました。
「自然科学で点数を取れれば、公務員試験を突破できる」という考えを常に持ち続けていました。私は、こうなりたいと思って自然科学の勉強をしていました。
文系や理系の差はありますが、そこまで大きなものではないと思います。公務員試験は司法試験などのような超難関の試験ではありません。考え方やモチベーション次第で何とでもなる試験です。
公務員試験において自然科学を「勉強する」「勉強しない」の判断はあると思いますが、私は「自然科学こそ勉強する」という考えです。皆様も、自分の状況を考えた上で、勉強するかしないかを決めてくださいね。