(2018年1月22日)
(2021年9月12日追記)
今回は、私が実際に行った公務員試験での社会科学の勉強方法をご紹介いたします。
1、テキストを使わない
私は社会科学の勉強にテキストを使いませんでした。
おそらく邪道なやり方だと思いますが、限られた時間で仕上げるためにはテキストを読んでいる時間などありません。
まぁ正直その時間があったとしても、テキストは使わなかったと思います。
具体的なやり方は、問題集の問題をいきなり解いていきます。
最初は全く分かりません。解ける問題の方が少ないくらいです。
あとは、解いた問題が間違っていても、関係ありません。
知らないことや忘れていることだらけです。
でも大事なことは、「自分なりの根拠を持って選択肢を1つに絞った」ということです。
これはどの問題を解く時も徹底してください。
大事なことなのでもう一度言います。
「自分なりの根拠を持って選択肢を1つに絞る」
これがマークシート型の問題を解く時に、最も重要なことです。
結局極論を言ってしまうと、公務員試験は合っている選択肢をマークすればいいだけです。
つまり、当たり前のことですがどれだけ時間をかけて正答を導き出しても、正しい数字にマークできなければ不正解です。
逆に、何も考えずに適当にマークしたものが当たるなんてこともあります。
公務員試験は、選択肢を削っていけば、20%→25%→33%→50%→100%の確率で正解できる試験です。
どういうことかと言うと、5肢択一なので、何も考えずにマークしても20%の確率で正答できます。
選択肢を一つ削ることができれば、1/4(25%)になりますし、さらにもう一つ選択肢を削ることができれば1/3(33%)になります。
私はこのことを意識しながら、自分なりの根拠を持って選択肢を削る訓練をしました。
段々慣れてくると、問題の選択肢が全く分からない状況でも「なんとなくココが違うのではないか?」と選択肢を削ることができます。
よく勉強のできる人が言う、「勘で選んだらたまたま当たった」というのは、これに近い感覚だと思います。
勉強ができる人にその選択肢を選んだ根拠を聞くと、やはり何かしらの理由があって選んでいることが多いです。その中で一番多いのは、やはり消去法でした。
簡単に言えば、マークシートの試験は、20%→25%→33%→50%→100%と確率を上げる作業だと思うことが、公務員試験で点数を確実に取るコツだと私は結論付けました。
少し脱線したので、話を社会科学の勉強方法に戻します。
テキストを使わないという話をしましたが、問題集の解説は一字一句逃さず読みました。
そして、その内容で重要だと思ったことは全てノートに書き込みました。これは、以前このブログで紹介した内容です。
基本的な流れは、
①問題を解く
↓
②解説をよく読み、ノートに書き込む
↓
③新しい問題を解く
↓
④1週間経過したら、再度復習として同じ問題を解く
これをひたすら繰り返しました。
社会科学(政治、経済、社会)の場合、私は1回の勉強時間がだいたい90分~120分でした。
1回の勉強時間は特に決めていませんでした。集中力が切れるまで続けていた感じです。
今ノートを確認したら、解いた問題数は1回の勉強で10~15問でした。
時間配分は、問題を解くのに1分~2分の時間を使い、解説をノートに書き込むのに5分程度の時間を使っていました。
もちろん、問題によってはさらに時間のかかるものもありますし、半分以下の時間で解けるものもあります。
特に2周目以降は、上記の半分以下の時間で解ける問題ばかりになっていますよ。
公務員試験は時間との戦いでもありますので、いかに短時間で多くの問題を解けるかは非常に大事なポイントです。
2、勉強時間の管理
公務員試験の勉強の中で、公務員になってから最も必要になる知識の一つが、社会科学ではないかと思います。
つまり、今ある程度勉強をしておけば公務員になってからも少し楽になると思います。
特に社会科学の時事問題は、範囲がとてつもなく広いです。これは正直、問題集だけでは何ともなりません。「時事=現在の出来事」なので、過去問を解いているだけでは必要な知識が身に付きません。
まず時事を勉強するためには、速攻の時事は必携です。2種類ありますが、テキストタイプのものだけで充分です。
私はこれを4周やりました。
ページ数が200ページほどなので、最初は1時間で30ページは行うようにしました。
そうすると約7時間で1周できます。
その後は、倍のスピードで1時間で60ページ行いました。その後は1時間でテキストの半分を行いました。最終的には1時間でテキスト1周させていました。
私はこのように、勉強を始める前に「このテキストや問題集を1周させるためには、1日どれだけの時間を勉強する必要があるのか?」を先に計算します。
そうすることによって、無理のない勉強ができるようになります。
やり方は、
①テキストや問題集の総ページ数や問題数を確認する
↓
②1回の勉強で20ページや10問など、ざっくりとした目安をつける
↓
③実際に②の通り勉強を行い、可能かどうか判断する。もちろん増やせるならさらに増やす
↓
④①を③で割り、どのくらいのペースで勉強するかを把握する
これくらいなら、何も難しいことはありませんよね。
そして、勉強をするときは時間数を基準にするのではなく、ページ数や問題数を基準にするべきです。
勉強時間という定義ほど、曖昧なものはありませんからね。
机に向かって座っている時間は勉強時間ではありません。
スマホを触ることや、漫画を読んでしまうということも十分に考えられます(経験済み)。
勉強時間を勝手に増やして勝手に勉強した気にならないように、皆様も是非、時間数ではなくページ数や解いた問題数で勉強を管理してください。時間はあくまでおまけ程度の認識で構いません。