(2017年12月19日)
(2021年9月11日追記)
今回は、公務員試験の出願を手書きで行う場合の注意事項です。
ネット出願では信じられないミスをするということを前回お伝えしましたが…
手書きで書類を作る地獄に比べたら生温いものです。(笑)
今の若者世代と呼ばれる人たち(私含め)は、字を書く機会が昔と比べて格段に減っています。
その代用としてスマホを使っていますからね。
皆様も一度も筆記用具を持たない日がありますよね?
この書き慣れていない筆記用具を使って書類を書き上げることは、勉強以上に骨の折れる作業です。
ただ、やり方を工夫すれば、少し楽に作業ができますので、今回はそれをお伝えします。
1、部屋は涼しくする
「こいつは何を言っているんだ?」と思われると思いますが、出願書類を書くのはとても緊張します。
「ミスをしたら一からやり直し」だからです。
しかも、書類を書く時期は基本的に春から夏にかけてです。
手汗が尋常じゃないくらい出ますし、暑さが集中力を奪います。部屋は少し寒いかな?くらいがちょうど良いです。
「扇風機でもいいじゃん!」という人もいるかと思います。しかし扇風機だと、風で書類が飛ばされる可能性があります。
書いている書類が少しでも動くことは、集中力を削ぐことに繋がります。ペンで書類を汚してしまう可能性もあります。注意しすぎて損はありません。
2、完璧な見本をまず作る
公務員試験の出願書類を手書きする際は、ネットからPDFデータを紙に出力するところがほとんどです。
つまり、仮にミスをしたとしても永続的に描き続けられます。
「やったね!」という話はさておき、まずはシャーペンで良いので、完璧な見本を1つ作ってください。
間違えたら消しゴムで消して構いません。
この見本をそのまま書き写していきますので、文字を崩したりしないように丁寧に書いてください。
「えーめんどくさー(・Д・)」と思う方もいるかと思いますが、ラスト一行で漢字を書き間違える地獄に比べたら、見本を丁寧に作る作業は天国ですよ。
ミスしても良いって、最高ですよ。
3、いよいよ清書
清書をする際はまずシャーペンで薄く下書きをします。
いきなりボールペン書きをする人も多いと思いますが、ほとんどの方が一度は撃沈します。
私は、自分で言うのもなんですが、信じられないようなミスをするタイプの人間です。
上手に器用に生きることができません。だから、石橋を叩けるだけ叩き、ゆっくり歩きます。
ここでワンポイントアドバイスです。
シャーペンの下書きは1行ずつ行ってください。
どういうことかと言うと…
シャーペンでまずきれいな見本を作る
↓
その見本を見ながら、シャーペンで薄く下書きする(全て)
仮にここで間違えても、きれいに消しゴムで消せば問題ありません
↓
ボールペンで清書する
↓
間違える
↓
自暴自棄になる
↓
最初に戻る
という最悪のループに入ります。こうならないために、
シャーペンで見本を作る
↓
その見本を見ながら、1行ずつシャーペンで薄く下書きを行う
↓
1行書き終えたらそのままボールペンで清書を行う
↓
次の行も同じように、シャーペン→ボールペンの順で記入する
これにより、同じ文字や文章を、続けて2回書くことになります。
これは直前に行った動作をするだけですので、気分的にもすこぶる楽です。
直前に行った動作をもう一度行うだけなので、ミスも格段に減ります。
もし仮に間違えたりしても、全てを下書きをしていないので、割とリカバリーはしやすいです。
現在大学生の方は、公務員試験以外でも出願書類を書く機会があると思います。もし、他の民間企業の書類を手書きで書く場合でも、このように意識して書いていただければ少しは楽に書けると思います。
皆様も是非このやり方で実践してみてください。