3、ネット出願の基本
私の受験した自治体では、
「〇〇市の職員になるならば、ネットが使えること、そして資源のためにネット出願すること」
という内容が1ページで構成されていましたよ(笑)
狙いは、紙の経費節約と1番は申込者の処理を簡潔にすることですね。
手書きの書類を処理することって実は考えているよりもかなり大変です。
私も前職で人事の業務に携わったことがありますが、手書きの履歴書をパソコンに入力するのは地獄の作業です。
これが汚い字なら尚更です。
入力ミスも起こりえますし。
これが1000人とか2000人とか申し込みしたら、とんでもないことになります。
つまり、特に受験者の多い自治体は、積極的にネット出願を推奨しています。
それに受験者側からしても、手書きの出願よりネット出願の方が遥かに楽ですので使わない手はありませんよ。
4、危険なネット出願?
これまでネット出願の良いところメインに伝えてきましたが、今度は逆にネット出願をする際に注意しなければならない点をお伝えいたします。
それは、想像もしていない、とんでもないミスをしてしまうことです。
そして恐ろしいのは、ミスをしてしまったら最後、取り返しがつかないところです。
前の記事でお伝えした通り、今現在公務員試験はネット出願が段々多くなっています。
何が言いたいかと言うと、手書きでは起こりえないミスがネット出願だと起きてしまうということです。
例えば試験の申し込み区分を選択する際に、「事務職」と間違えて「消防職」にチェックをしてしまうこともあります。
後は、事務の区分でも試験科目が違うケースもあります。
それを勘違いして自分が受験したい区分とは別の区分で申し込みをしてしまうことも考えられます。
マウスを下にスクロールしたら、申し込み区分が1番下のものが選択されていたなんてこともあります。これらのケースに共通して言えることは、もう取り消すことは不可能ということです。
これは、どんな理由があっても変更はできません。
事務で働きたいと思っていた人が、消防の区分で試験を受けなければなりません。こうなってしまった場合は、もう他の自治体の試験を受けるしかありません。
これくらい申し込みは厳しいものになります。
実際に、私が勤めていた時も、このようなことが極まれに起きていました。
その時は全員、別の自治体を受験しています。
受験予定の自治体の人事課に電話させましたが、結果は覆りませんでした。
これは、試験以前の問題です。
でも、実際にこんなことが起きてしまうのも、「ネット出願」の怖さなのです。